お言葉その34 男と女のお話2
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あるアメリカの精神科の教授が、女装について統計をとった。本質的にほとんどの男には、 女装願望があるという結果が出た。女装をすること自体は、変態でも何でもないと言う。ス コットランドのキルトスカートは正式な男の洋服だし、東南アジアでは、男がパレオをはく。 和服は、男女とも同じ形状だ。 歌舞伎の世界では、男が女以上に女を演じている。実例は山ほどあるが、実際にオカマちゃ んに遭遇するとやっぱり違和感がある。女になりたいという願望でなく、女の格好をしたいと 思う潜在意識があるのかもしれない。ファッションは、その辺の心理が強く働く。ロマンチッ クな洋服を作っている人は、男性が多い。ピンクハウスを創業した金子功氏もその一人。 逆も真なりで、女性にメンズ・ファッションを既製概念にとらわれず自由に作らせたら、 まったく新しいスタイルが生まれそうだ。レディースショップの前で一人淋しく彼女の買い物 を待っている男性が多い。メンズ・ショップでは、カップルで買い物をしているのに不思議 だ。パリで見かける光景に、彼女の下着を一緒に選んでいる男性が多いのに驚く。パリのアニ エスbの試着室は、共同スペースなので、みんなで試着している。その試着室のカーテンを開 けて、相談し合っているカップルもいる。 我々男は、女性への幻想を強く抱きたいという願望があるのかもしれない。現実を知りたく ないということもある。最近、ファンタジーな夢を抱き続ける男がいても、いいような気もす る。その幻想が、女装につながったのが、オカマちゃんかも。彼らは、純粋に女性の理想を演 じている。我々もどこかで、女性に対する憧れを神聖化してしまうことがある。いつの時代ま で、女性が我々の要求通りに振る舞ってくれていてくれるのだろうか? ファッションは、性への追求をしてきた。時代が変われば、それも空しい過去のものになる だろう。女性が、社会に進出し、男と同じ職種をこなし、同じ給料を取るのは当たり前だけ ど、男と同じ機能的なスタイルになってしまう時代にだけはしたくない。男が女性化し過ぎる 時代も、中性人間ばかりで空しい。男らしく、女らしくという言葉に目くじらたてていると ファッションは、つまらなくなる。「男らしくしろ」「女らしくしろ」とオヤジに怒られるか ら世の中は、面白いと思うのだが。 電子リンク図書館 「週刊ファッション情報」 ライフスタイル電子雑誌 「クール★クリップ」 Homeworks 代表 井上 和美 ************************************ |
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