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経営方針:バーチャルTシャツメディアカンパニーの創造
1 はじめに〜グループの足跡
2 当グループの概要と基本戦略
3 生産拠点ポートフォリオ〜国際化への対応
4 取引先ポートフォリオ〜流通改革への対応
5 顧客ポートフォリオ〜多様化・個性化への対応
6 商品ポートフォリオ〜ハード・ソフトの最適化
7 電子取引〜バーチャル・カンパニーの実験
8 今後の展開〜裏方職人企業+オンラインサービス
6 商品ポートフォリオ〜ハード・ソフトの最適化
6.1 クオリティへの徹底的なこだわり
カタログ請求者のアンケートでは、Tシャツを選ぶ際の最重要項目として、「素材」が
あげられ、意外にも「ブランド」は下位の方でした。さらに、カタログで良かった点とし
て、洗濯20回後の変形を写真で示したエージングテストが挙げられていました。つまり、
お客様の本物志向がますます顕著になっているとデータを示しています。
当グループが大きな宣伝もしないでTシャツの有力企業に発展できたのも、たかがTシ
ャツの品質にこだわってリピーターを大切にしたからに他なりません。これから、プロ以
上にこだわるインテリジェント・コンシューマーが増えてくるとしたら、品質の追求は益々
重要な課題になっていくと思います。
6.2 定番カラー在庫の科学的管理
前述のアンケートの最重要項目2位はカラーでした。わたしたちの新システムでは、色別
の単品管理はもちろんの事、統一色コードを使って、色の三要素の推移も科学的に分析で
きる仕組みを目指していこうと考えております。
さらに将来は、アンテナショップやオンライン販売のデータを活かした在庫適正化にも
挑戦します。POSシステムを使ったABC分析の普及や、在庫圧縮の徹底で、100色近
いカラーバリエーションの全色を店頭にならべてくださる機会はほとんどなくなりました
が、現状では選択肢が増えれば選ばれる色が切り捨てられているのかもしれません。そう
した、お客様の潜在的なニーズもカラー展開に活かして参ります。
6.3 オンデマンドのプリントシステム
「冷凍食品」である無地定番Tシャツは、ブランドやキャラクターなどをプリントした
時点で流行の激しい「生鮮食料品」に変わってしまいます。しかも現在のスクリーン印刷
では製版代などのイニシャルコストがかかるため、小ロット展開は難しいのです。
そこで、他社の技術者の方々とも交流しながら、デジタル技術を活かし無製版でカラー
プリントできる様々な新システムを模索し、試用しております。現状では、コスト、耐久
性、生産性の各面で問題があるものが多いのですが、いずれイノベーションが起きれば、
数々の新展開が考えられます。
6.4 地球環境問題への対応
日本でも徐々に地球環境問題への関心が高まり、地球にやさしくない企業とその製品は人
気を落とすことになるでしょう。Tシャツは、1年草の綿花を原料に、安価で、着まわし
使い回しができる点では、原則的には環境順応型の商品です。
しかし、地球にやさしい無農薬有機栽培のオーガニックコットンの活用や、新しい染色、
プリント用の染料、顔料の活用については、紡績・化学メーカーと共に、少しずつ解決を
図ってまいりたいと思います。
さらに、お客様のファッション欲をあおってTシャツをたくさん買ってもらうのではなく、
本当に気に入ったものだけを年に1〜2枚買ってもらうだけでも存続できる「量より質重
視」の経営を目指していきます。
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